私は2023年12月いっぱいで会社を退職し、2024年以降はサイドFIRE生活をスタートさせます。この決断に至った経緯は改めてブログ記事にしたいと思っていますが、結論としては「仕事に追われる毎日に疲れた」というところかと思います。ここ最近は金融機関向けの営業の仕事に加え、営業事務やその他の事務作業を並行して行っていたことから、お客様とのミーティングが重なる日は特に休憩時間も十分に取れず、「あ、次のお客さんの準備しなくちゃ…」と分単位で時間に追われていました。また、仕事が終わらないときはこっそり土日に働くほかありませんでした。そんなとき、「もう会社辞めたら？」と夫や両親が声をかけてくれたのです。でも今の時代は共働きの時代。私の中で「定年退職までは働く」という大前提があったので正直戸惑いましたが、毎月つけている家計簿（エクセルで管理しており、ご興味ある方には今後公開しますね）や貯蓄をふと見直してみると、私だけで2,000万以上の資産があることに気づきました。2,000万円でサイドFIREは少し早い気もしましたが、幸い20代の早いうちから投資に打ち込んでおり、株式に関する知識も多少あったので、この機に踏み切ってみました。
サイドFIREとは？
サイドFIREの定義は、「一部の運用資産を切り崩しながら、その不足分は労働で補うこと」です。完全なるFIREの場合、自身の貯蓄や運用資産を切り崩しながら生活費を賄うスタイルなので労働は伴いませんが、サイドFIREは多少の労働を伴うため、その分貯蓄額が少なくてもスタートできます。また、通常の仕事にとらわれず、自由な時間と生活を手に入れるために、様々な手段を組み合わせて収入を得ることも可能なので、個々のライフスタイルに合わせた生活ができます。
サイドFIREのメリット
仕事のストレスからの解放
正直これが一番大きいです。私は仕事が原因で夜眠れなかったりしていましたが、退職後はぐっすり眠れるようになりました。また、ストレスが多いときは髪の毛が薄くなることもありましたが、今はそんなこともありません。
好きな仕事にチャレンジできる
私の場合は、20代から株式投資が大好きだったので、これからはトレードで得た金銭も収入の1つとして考えています。いずれは正社員のときの収入を超えることが目標です。やりたいことは人それぞれかもしれませんが、やはり好きな仕事ができるのは生きるうえでのモチベーションにつながります。
ライフスタイルを自由に設定できる
残業（隠れ残業含む）がないので、家族との時間をしっかりととることができます。また旅行の日程も自由に設定できるため、プライベートと仕事の両立が可能です。
サイドFIREのデメリット
お金の不安がつきまとう
サイドFIREは、半分は運用資産を切り崩していくスタイルです。しかし、投資成績はいつでもよい結果になるとはなりません。そのため、投資成績がよくなくても一定額を切り崩して生活を続けなくてはなりません。このことに焦りや不安を感じることは少なからずあると思います。
ライフプランの変更により労働時間増加の可能性がある
子供ができたとき等の生活の変化によって、追加の資金が必要となった場合は、労働を増やさざるを得ないケースもあります。
再就職が難しいケースもある
どうしてもキャリアが中断してしまうため、再就職が難しくなる場合もあります。また、場合によっては厚生年金から国民年金に変更となるため、老後の年金が減ってしまうリスクもあることを考えおく必要があります。
サイドFIREを実現するためには、またその手順は？
サイドFIRE生活をスタートさせるためには一定額の貯金が必要です。またその貯金を少しでも増やすためには、収入を増やすことと支出を減らすことを心掛けることにより貯金額を増やすことが可能となります。そのために必要なのは以下3つであると考えています。
節約・ポイ活を怠らない
支出を減らせば現収入額のままでも貯金に回せる資金を増やすことができます。そのためにも、「外食を減らし、自炊をする」「食材が高いコンビニよりスーパーで購入する」「ポイント還元率の高いクレジットカードを選定する」等が必要です。
貯金の一部は投資にまわす
私は20代後半から投資を行ってきました。その結果、30代前半でサイドFIREまでこぎつくことができたかと思っています。投資は自己責任になりますが、大手銀行預金では金利が0.002％等なので、貯金するだけで増える時代ではなくなりました。そのためにも個別株式や投資信託などを定期購入することで配当金を得たり、複利の力で再投資することでお金を増やす構造づくりが重要です。
副業で貯蓄を加速させる
可能な方は通常の仕事のほかに副業をスタートさせるとより貯蓄を加速させることができます。この場合、ストック型の副業がオススメです。ブロガーやユーチューバー等、自身が作成したものが積み重なり資産となっていくものだと、単発のお仕事を行うフロー型の副業より資産が拡大する可能性は高いかもしれません。ただし、フロー型の副業とは異なり、すぐに資金化されない部分がデメリットですね。
まとめ
サイドFIREは実現性も高いだけでなく副収入による安心感もあるもの。また、適度な労働は心身の健康にもよいですね。投資を行うかも含め、個々の決断によるものなので、自身でしっかりとライフプランを考えた上で決断することが必要かと思います。私自身も駆け出しなので、一緒に頑張りましょう！
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